不動産マーケットの現状と今後の見通し(馬場 佳子)【2009.9】
日本の不動産市場は、100年に1度と言われる世界的な金融危機や景気後退により、昨年の夏以降、大きな調整局面を迎え、厳しい状況が続いている。
今回の不動産市況の悪化は、一見すると昨年9月のリーマンショックに端を発しているように見えるが、サブプライムローン問題による信用リスク市場の混乱は、さらに遡った2007年頃から現われていた。
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J-REIT(Jリート)の現状(馬場 佳子)【2007.6】
長期に渡り超低金利時代が続く中、資産の運用先の新たな選択肢として注目を浴びてきたJ-REIT。
バブル崩壊以降、泥沼のような長期低迷期からの脱却や不動産市場の活性化を目指し、2001年9月に第1号が誕生しましたが、景気の回復や不動産価格の上昇、市況の改善とともに人気が急上昇しています。特にここ1~2年は銘柄数及び時価総額は鰻登りの状態で(下図)、2007年5月末現在で41銘柄、時価総額は約6兆7千億円に達しました。
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